マキァヴェッリ: 『君主論』をよむ (岩波新書)
本, 鹿子生 浩輝
によって 鹿子生 浩輝
4.9 5つ星のうち 10 人の読者
ファイルサイズ : 18.6 MB
内容紹介 権謀術数を是とする政治家,人心掌握に長けた戦略家……政治学の古典として,あるいは帝王学のバイブルとして愛され続けるマキァヴェッリ.しかし,その彼が本当に伝えたかったこととは何だったのか. 内容(「BOOK」データベースより) 権謀術数を是とする政治家、人心掌握術に長けた戦略家…政治学の古典として、マキァヴェリストのバイブルとして、今も愛され続ける『君主論』。しかし、マキァヴェッリの本当の思想は、彼が生きた時代から理解しなければ見えてこない。祖国と家族、自由と人間を愛した彼が、真に伝えたかったこととはいったい何だったのか。 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : マキァヴェッリ-君主論-をよむ-岩波新書.pdf
マキァヴェッリ: 『君主論』をよむ (岩波新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
入門書に何を求めるかによるのでしょうが、マキァヴェッリについて何も知らない人が最初に読む本としては勧めがたいように思います。1章の伝記部分からして、あまり説明がないまま人や役職の固有名詞が次々に出てくる。これだと、講談社学術文庫に入っている佐々木毅訳の伝記解説部分を読んだ方がいいでしょう。2章以降、最初は「君主の鑑」の初歩的な話が始まったので安心したら、それも少し進むとやや込み入った分析的な内容になってくる。自分で『君主論』や『ディスコルシ』を読んでみたことのある人が、理解を深めるために読むものという方が妥当でしょうか。新書よりはどちらかというと現代文庫に入ってそうな感じ。ただ、それだと逆に、入門的過ぎる部分もあるような気もしますが。全くの初学者は、Q・スキナーの『マキアヴェッリ』あたりの方がいいと思います(残念ながら絶版)。
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