【完全ガイドシリーズ113】 イヤホン&ヘッドフォン完全ガイド (100%ムックシリーズ)
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内容紹介U5000円イヤホン&ヘッドフォンのバイヤーズガイド
【完全ガイドシリーズ113】 イヤホン&ヘッドフォン完全ガイド (100%ムックシリーズ)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
最近はヘッドフォンのブームで、この手の本が増えてきたと思いますが、メーカーの提灯記事ばかりの本が多く、しかりと点数で評価している本は以外と少ないのが現状です。その中にあってしっかりと点数で順位を決めているのは評価できます。ただ、入門用で低価格の商品に絞っていますので、選択の範囲が限られてしまっています。(イヤホンは5千円以下です。)「特選街」特別編集の「最新ヘッドホン完全ガイド」が、逆にほとんど5千円以上のものを載せているので、両方買えば、広い範囲の選択ができます。しかし、「特選街」は一人の評論家が評価しているのに対して、こちらの「MONOQLO」特別編集版はイヤホン6人、ヘッドフォン4人と、複数の人数で評価しているので、より客観的な目で評価できていると思います。サウンドプロデューサーやオディオ評論家、ピアニストなど、様々な音のプロ達が評価していて、それぞれの方の経歴も載っているので信頼が置けます。評価の仕方も詳しく載っているし、みんなでわいわいやりながら評価している様子の写真もあって、雰囲気が伝わってくるのは他誌にはないやり方で、親しみやすく分かりやすいです。その反面、「特選街」は121モデルに対して52モデルしかないのは、多人数評価なので仕方ないのかもしれません。しかし、各メーカーの代表的なモデルを選んでいると思いますし、「MUSE」や「リトルビッグサウンド」のように、日本であまり知られていないメーカーの物もあり、幅広く選んでいるようです。(「特選街」は「KOSS」や「Skullcandy」が載ってないんですよ!信じられない!)このように「同梱品をやめてちょっといいイヤホンにしたいな。」などという入門者の方にはたいへん参考になる本だと思います。では、なぜ星が五つではないのか?それは、この本がたいへんなミスを犯しているからです。(Apple純正イヤホンの合計得点が間違っていますが、そのことではありません。)そのミスとは、「ファイナル」の名機「FI-DC1550M1」をイヤホンの最下位にしてしまったこと。いや、分かっていて最下位にしたならいいんですよ。名機と言われても、実際にはそうではない物もあるでしょうから。この「FI-DC1550M1」というのはインナーイヤー型で、聴く者を包み込むような自然なサウンドが売りのイヤホンです。ただし、付け方にコツがあって、顔に沿うように浅くかけるとよいのですが、深く耳に入れると音がこもってしまうのです。また、私の場合、深く耳に入れると少し痛くてしっくりこないのですが、浅くかけると長時間聴いていても耳が疲れませんし、浅いからといって外れやすいということはありません。それで、最下位にされたこの本の評価を読むと・・・。「音のこもりに加え、装着感の低さが・・・。」分かってないじゃん!?これだけの音のプロが揃っていながら、このイヤホンの特徴を誰も知らなかったのでしょうか?もし、知っていて悪い評価を付けたなら、一言「名機と言われてはいるが・・・。」などの断りを書いておくべきです。(逆に解像度とかダイナミックレンジとか数値的なもので決めたなら、この評価は仕方がないかもしれません。しかし、音の良さとはそれだけでは計れないはずです。)このレビューを読んでいる方も、もし機会があれば「FI-DC1550M1」の音を聴いてみてほしいです。現在では入手困難ですが、後継機の「「FI-PF2DBR3」「FI-PF2DBL3」も同傾向のイヤホンですので大丈夫です。このようにたいへん惜しい部分がありますが、コストパフォーマンス重視でイヤホン、ヘッドフォンを探している方には役立つ事間違いありません。ただ、3ヶ月ほど前の出版ですが、現在は入手困難な物もあるので注意が必要です。逆に型落ちで値段が当時より下がっているものもあるので、それを探すのも楽しいかもしれません。
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