人嫌い殿下の最愛の花嫁~そのお告げは溺愛の予兆でした~ (ヴァニラ文庫) epubダウンロード無料

人嫌い殿下の最愛の花嫁~そのお告げは溺愛の予兆でした~ (ヴァニラ文庫)

, ちろりん

によって ちろりん
4.6 5つ星のうち 4 人の読者
ファイルサイズ : 28.69 MB
内容(「BOOK」データベースより)「王太子グウェインが大切な人を亡くすのを阻止しろ」というお告げを受け彼に近付いたエマ。最初は人間不信に陥っていた彼に警戒されていたが、エマの真摯な優しさに徐々に心を開いてくれ、エマもグウェインの誠実さに惹かれていく。「この昂ぶりを鎮められるのはお前以外にない」何者かに媚薬を盛られたグウェインは抑えていた欲望が暴走して!?
人嫌い殿下の最愛の花嫁~そのお告げは溺愛の予兆でした~ (ヴァニラ文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
ヒロインは没落貴族の娘で母親の治療代を負担してくれた医者の下で助手の仕事をしていました。ヒロインは由緒正しい貴族の家系の娘ですが、その家名を医療の道で学ぶ上では苦に思い、国に返上することを考えていました。そんな矢先に天の御使いと名乗るマッチョ系な男から「人嫌いの王太子が大切な人をなくさないようにしろ」という使命を与えられます。王太子は真面目ですが、女嫌いで幼馴染の貴族の令嬢にしか心を開いていません。ひょんなことで王太子の幼馴染の女性と知り合ったヒロインは王太子に近づいていきます。その時に貴族の家名返上の話と医者の手伝いをしていることで、王太子に興味を持たれます。次第に王太子と交流をすることで、彼の女嫌いの原因が厳しい母親と束縛する側仕えの侍女のせいだとわかりますが、そんな矢先に王太子に「媚薬」が盛られていることがわかります。ヒロインは治療として、傍に女を寄せ付けない王太子に近づき、抱きしめる治療を行っていきます。感想を言うと、最初は権高な王太子がヒロインが懸命に医者の助手を務めていることを知り訪ねて交流していくうちにヒロインの家庭事情を理解し、興味を持ち始めます。王太子は権高で教育に厳しい母親によって「女嫌い」になっています。幼馴染の貴族の女性も姉妹のように感じているだけで異性とは感じていませんでした。この「人嫌い」だった王太子がヒロインとの交流でどんどん心を開いていく過程が良かったです。ヒロインも健気で、母親がお世話になった関係で医者の助手をしていて、治療費を返そうとしています。媚薬を盛られた王太子とも最初は治療の一環で触れ合うだけだったのが、次第に恋情を伴うようになってから甘く苦しいものへと変化していきます。王太子は母親が没落貴族と蔑むヒロインを側仕えと結託して遠ざけようとする時に、それでもヒロインを諦めないと誓い、立派な王太子になろうとヒロインを気遣いながら接していきます。ヒロインも媚薬を盛られた王太子を気遣い、幼馴染に恋している王太子の弟王子にも親身に接し王太子のために身を引こうとする健気さもあります。お互いを想い合う素敵なカップルでヒロインが大団円になった後も夢を諦めないことが描かれていて、その点も良かったです。挿絵も王太子が黒髪でスキンシップに慣れていない雰囲気がヒロインとの触れ合いで変わっていく変化が見えて、美麗で素敵でした。挿絵も及第点です。あとがきによると、続編も準備されているとのことです。楽しみに待ちたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000