新・臨床心理学事典―心の諸問題・治療と修養法・霊性
本, 石川 勇一
によって 石川 勇一
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内容(「BOOK」データベースより) 心の諸問題(DSM‐5対応)、フロイト、ユング、行動主義、人間性心理学、トランスパーソナル心理学、統合医療、代替療法、霊性(スピリチュアリティ)、サマタ瞑想とマインドフルネス瞑想、聖者、ブッダ直説の本格仏教心理学までの厳選136テーマ収録。初学者から専門家まで分かりやすく読める新時代の臨床心理学事典の決定版。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石川/勇一 相模女子大学教授。日本トランスパーソナル心理学/精神医学会会長。法喜楽庵・法喜楽堂代表。臨床心理士。行者。1971年神奈川県相模原市生まれ。早稲田大学人間科学部卒・早稲田大学大学院人間科学研究科卒。専門は臨床心理学。関心分野は、瞑想や修行の実践(初期仏教、修験道)。ダンマに生きる道。修験道修行(熊野)、ネオ・シャーマニズム(ブラジル奥アマゾン)、短期出家修行(ミャンマー)等の体験を経て、スピリット・センタード・セラピーを提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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新・臨床心理学事典―心の諸問題・治療と修養法・霊性を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
「スピリチュアル心理学入門」の増補改訂版で主に仏教心理学、瞑想について加筆されています。「事典」とタイトルにあるように、心理学の重要なテーマや心理療法が網羅されており、1テーマを見開き2ページという大変読みやすい型でまとめられているにも関わらず情報量もとても多く、知識が増えました。数十冊分の情報をコンパクトにまとめてある有難い本です。本書の特に面白いところは、いわゆるスピリチュアルなテーマもアカデミックな心理学と並列に取り上げ、ごく自然な流れでそれらが結び付いているところです。学術的見地がベースなのですが、どちらかに偏ってもいません。しかしながら随所に著者のスピリットや愛の様なものが感じられました。加筆部分ですが、ブッダの教え、原始仏教について非常に簡潔明瞭にまとまっており、初学者の私にもとてもわかりやすかったです。日本人だからなんとなくわかっているような気になっていた仏教について、本書を読んではじめて全体像が見えた気がしました。また瞑想についてもコンパクトながら非常にわかりやすく禅定の段階等を解説してあり、ここを読むだけでも価値があります。とにかく内容が盛り沢山なので、全体を広く知りたい方、そこから自分なりの、そして宇宙の真理を見つける手掛かりになるような1冊だと思いました。心理学を学びたい方、癒しや治療法を探している方だけでなく、論理的思考の方、スピリチュアルをなんとなく怪しんでいる方にもお勧めです。
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